MATLAB EXPO 2022 Japan 出展レポート

5月25日に行われた「MATLAB EXPO 2022 Japan」は、同展としては3年振りのリアル開催(オンラインとのハイブリッド)となり、図研の参加もまた3年振りとなりました。編集局も会場に足を運びましたので、レポートをお届けします。

会場は、本展会場として以前からおなじみのグランドニッコー東京 台場でしたが、私は実は初めてでして、しかも臨海副都心線の東京テレポート駅から徒歩だったので、入口がわからず焦りました…。なんとか聴講を予約していたセッションの10分前に到着し、まずは図研ブースへ。ちゃんとお客様がいらしていて接客中だったのでホッとしました。

地下へ至るエスカレーターの上にあったバナーと、入口に設置されたバックボード

地下へ至るエスカレーターの上にあったバナーと、入口に設置されたバックボード

 

回路情報のモデルベース設計での活用と、MBSEソリューションをご紹介

近年本展でご紹介してきたのは、主に回路設計CAD CR-8000 Design Gateway(以降DG) と MATLAB Simulink(以降Simulink)との連携についてでした。ハードウェア単体での検証は万全でも、内部のソフトウェアや外側の制御対象などを含めた検証は難しいと感じていらっしゃる基板・回路設計者様は多いと思われますが、DGの回路図をSimulinkモデルに容易に変換することで、実回路の接続情報をモデルベース設計に活用しませんか?というご提案をしてきました。

もちろんこうしたニーズもあったのですが、近年毎回来場(またはオンライン視聴)しているという社員から、「MATLAB EXPOの来場者は、制御やソフトの一線でやられている方が多いので、MBSEへの取り組みを紹介すればさらに反応があるかも知れないですね」と。確かに、図研がMBSE(モデルベース・システムズエンジニアリング)に注目し、技術交流会を実施したり米国Vitech社を買収したりと、同分野へ本格参入を開始してほどなくコロナ禍が始まり、本展でMBSEソリューションの紹介をしたことがまだありませんでした。
というわけで、ブースは1箇所でしたが、DG – Simulink連携に加えてMBSEソリューションもお見せすることになったのでした。

今回パネルでご紹介していた内容

今回パネルでご紹介していた内容

 

さまざまな業種のお客様で大いに賑わった図研ブース

講演聴講なり展示見学なりの合間に図研ブースの様子を頻繁にうかがっていたのですが、ありがたいことにいつ見ても常に接客をしている、という印象でした。業種を伺ったところ、自動車、車載機器、産業機器、民生機器、航空宇宙など実にさまざまなお客様が話を聴きにいらしてくださったようで、MBSEについては多くの方が「勉強中」「取り組み中」といったご回答。MATLAB、Simulink、Simscapeなどを既に業務で利用中であったり、検討されたりという方はさすがに大多数でしたが、MBSEを実践するためのソリューションについてはさまざまな声が聞かれました。もちろん、図研ブースでご紹介していたGENESYSに大いに興味をお持ちいただいた方もいらっしゃいました。また、「会社のエレキ設計部門が図研のCRを使っています」とお答えのお客様も多く、DG – Simulink連携の説明も常にしていた様子でした。

常時賑わっていた図研ブース

常時賑わっていた図研ブース
 
 

ブースでMBSEソリューションを紹介していた事業本部 SE統括部の梅津 尚昌は、「MATLAB EXPOでの初めての紹介ということもあり、どんな反応があるのか不安もありましたが、ふたを開けてみると、MBSEへの関心は高く、日本での市場の可能性を大いに感じることができました。また、皆さんが悩まれているポイントの1つは、システム設計領域のMBSEツールから、各ドメイン設計領域のツールへの連携であるということが再確認できましたので、図研としてどうやってそれに応えていくか、引き続き検討を進めていきたいと思います」と述べています。

また、DG – Simulink連携を紹介していた技術本部 EE開発部の寺原 雄作は、「『アナログ的な挙動もみたいので実回路のモデルは必要』『CRを使用しているので試してみたい』という声があり、大変励みになりました。一方で『制御設計用に、より抽象度の高いモデルに変換できないか』といった貴重なご意見もいただきました。今後の開発に役立てていきたいと思います」と述べています。

今回初めて2つの内容でご紹介してみましたが、それぞれに対し有用なご意見を伺えたことで、非常に有意義な出展となりました。次回の同展では、さらに進んだ図研の取り組みをご紹介できるものと考えています。ぜひご期待ください。

なお、今回の出展内容に関連する資料をご提供しています。
ZUKEN digital 会員様は個人情報入力なしに入手していただけますので、ぜひ事前にログインの上、各資料をダウンロードしてください。

● Design Gateway – Simulink Integration 連携資料:
  図研 CR-8000 Design Gateway の MATLAB/Simulink 連携機能について
● GENESYS カタログ:モデルベース・システムズエンジニアリング ソリューション
● GENESYS-CR カタログ:要求ドリブンのエレキ設計のための新コンセプトツール
● コンセプト資料:
  MBSEソリューション『GENESYS』 MBSEを実現するために最適なモデリングツールとは?
● GENESYS-CR 紹介資料:目標を必達するためのエレキ要求分析 GENESYS-CRのご紹介
● 図研社外報fromZ 第24号での対談記事:
  「圧倒的な精度の初球打ち」を狙う――システムズエンジニアリングの本質的な効能

 

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