「実践教育研究発表会」で、最新のDesign Force活用事例を紹介
2022年11月09日8月19日(金)、20日(土)に開催された「実践教育研究発表会 2022 埼玉大会」に図研が参加しましたので、その模様をお届けします。
実践教育研究発表会の目的、今回のテーマ
実践教育研究発表会は、今年設立35周年となる一般社団法人 実践教育訓練学会が主催するイベントです。「高度な実践的技能及び知識を有する人材の育成を行うための教育訓練に関わる技法の確立及び普及を図る」という当学会の趣旨に沿い、職業能力開発に携わる方々が実践教育訓練に関する活動の成果を発表し、情報交換や相互研鑽を図ることによって指導者としての資質の向上を支援することを主な目的としています。
これまで長年にわたり毎年夏季に開催されてきましたが、ここ2回はコロナ禍を勘案したオンライン実施で、今回3年振りのリアル開催となりました。毎回持ち回りとなる会場ですが、今回は埼玉県行田市のものつくり大学となりました。
今回の大会テーマは「つながる・ものつくり・ひとつくり」で、知財教育に関する特別講演、オンライン授業の充実についてのシンポジウム、また「機械系」「電気・電子・情報系」「建設系」の各競技会が行われ、図研は「SDGsの目標に沿った作品募集」という電気・電子・情報系のものづくりコンペに協賛しました。
図研は最新のエレキ設計環境・事例などを紹介
図研も第4回から当大会に参加しており、全国の職業能力開発施設の教職者を中心に、当社ツールを用いた職業訓練の提案などを継続的に行ってきました。近年は CR-8000 Design Force を紹介してきましたが、今回は同ツールについての最新トレンドをご案内すべく、発表・展示のそれぞれでエレメカ設計環境としての Design Force をフィーチャーした構造検討とプロトタイプ製作、そしてその成果物や連携ソリューションとしてのe-lamp.、Leafony、FPM-Trinityなどをご紹介しました。
題したパネルと、Leafonyおよびe-lamp.の実物を展示
2日間の会期でリアル参加された来場者は260名を超え、図研も発表・展示ともに大変な盛況ぶりでした。近年アカデミック分野を担当し、今回の大会出展を統括した営業の半田 典利は、次のように述べています。「職業能力開発施設が注力している教育訓練の一つ、IoT活用に沿う内容として、慶応義塾大学の学生(注:Nexstar CEO 山本 愛優美さん、図研との関係などはこちらをご参照)によるIoT製品『e-lamp.』の開発テーマを題材に、IoTデバイスはLeafony、その設計環境として CR-8000 Design Force を活用するイメージを講演・展示しました。学生によるIoT開発事例をご紹介したことで、ご参加いただけた先生、関係各位に分かりやすく訴求できたのではと思っています。来年以降も継続して、お役に立てる情報発信をしていきたいと考えます」。
今後とも図研は、教育訓練技法の確立と普及の一助となるべく、さまざまな情報の提供を当会を通じて行っていく所存です。