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図研ベテランSEによる知って得する機能解説
-GPM編-
2011.03.24
【もし、配線パターンが交差しないように自動ピンアサインができたら。。。】
パターン交差の量が多くて、ひとつひとつのピンアサイン変更の検討が困難な状況において、作業効率化ができるのに・・・
できるのです!
GPMには自動ピンアサイン機能があります。マニュアルで変更するときと同じ制限に基づいて、最も近くてパターン交差が無くなるようにピンアサイン変更を自動で行います。
プリント基板上のレイアウトを全く無視した傍若無人な初期ピンアサインが来ても、即座に自動ピンアサインした結果を提出して再検討依頼することも可能です。
【もし、検討結果を直接FPGA開発ツール向けのコンストレインツファイルで出力できたら。。。】
ピン変更リストをわざわざ作らなくてよくなるし、記載ミスや反映漏れを防ぐことができるし、検討結果をすぐに渡すことができるのに・・・
できるのです!
GPMは、下記ベンダ向けのコンストレインツファイルを出力することができます。ユーザ様がコンストレインツファイルを編集するなどの作業を必要としません。
サポートFPGAベンダ(ツール)は以下の通りです。
- Actel (Libero IDE)
- Altera (Quartus II)
- Lattice (Diamond(ispLEVER))
- Xilinx (ISE)
【もし、検討結果を直接回路図とプリント基板図に反映できたら。】
面倒な信号のネットの張替えをしなくて済むし、プリント基板のネットの交換も同時に行えるのに…
できるのです!
GPMには、ピンアサイン検討した結果を、指定してある回路図データとプリント基板図データに直接反映できる機能があります。
FPGAのピンアサインの変更に関して、改めて回路図→プリント基板図へフォワードアノテーションする必要がありません。
他にも、便利な機能があります。
回路図上で、ピンアサイン変更の箇所を確認し易くするための、回路図上にマークを付ける機能があります。
これは、ピンアサイン変更の検討をする際に、FPGAのI/Oバンク毎の色分けや電源・グランド・NC・予約ピンの色分け表示ができるので、目視しながらピンアサイン変更する際に参考にすることができます。
このような便利機能がGPMにはたくさんあります。「気になる機能」「こんなことはできるの?」といったご質問がございましたら、お気軽にお問合せ下さい。
次回は、GPMの導入効果と、ピン数の多いFPGAパッケージ・デバイスのCADライブラリ登録や回路図作成を支援する便利機能についてご紹介したいと思います。