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図研ベテランSEによる
知って得する機能解説 -SP編-
2012.01.26
■ 2次元と3次元を連携させた実装検討事例のご紹介
従来手法では多くの場合、電気設計者はメカ設計者から筐体や機構部品の制約を考慮した基板形状や制限領域を入手し、基板割りや電気部品のフロアプランを実施後、その結果を再度 メカ設計者に渡し筐体と部品の干渉チェックを実施する必要がありました。この間のやり取りは何度となく行われるため、設計のタイムラグが発生する大きな要因でした。
あるお客様ではSPを活用いただくことで、メカ設計者から入手した筐体データをGeometrical Visionary(以下GV)に取り込み、Physical Visionary
(以下PV)で基板割り、実装検討された結果をドラッグ&ドロップの簡単な操作でGV上に持っていくことで、筐体と部品の干渉チェックが実行可能となり、メカ設計者とのやり取りの回数が削減、且つ設計初期段階での品質の作り込みができたとお聞きしています。
また、過去の基板外形を元に新たな機能を実装したフロアプラン案を複数作成し、その結果をメカ設計者側に渡すことで、事前にエレキ側の制約を筐体設計に反映して貰えるというメリットもあり、手戻り削減効果も期待できるとのことでした。
【事例4】
さまざまなメカCADフォーマットの筐体データをドラッグ&ドロップの簡単な操作でGV上に取り込んでいる例
【事例5】
GV上の筺体データをドラッグ&ドロップの簡単な操作で 基板外形、制限領域としてPVへ取り込み、実装検討に活用している例
【事例6】
LV上の電子部品や機能ブロックをドラッグ&ドロップの操作でPVへ取込み、PV上でフロアプランを実行し、さらにネットを考慮した製品セット全体の基板割りを検討している例
【事例7】
PV上の複数の基板データをドラッグ&ドロップの操作でGV上の筺体データ上に取込み、GVの三次元ビュー上で実装検討している事例
いかがでしたか?お役に立ちそうな機能はありましたでしょうか?
他にも有用な機能や使い方がありますので、詳細説明等のご希望がございましたら、ぜひこの機会に担当営業までご相談ください。